糖尿病、がん、認知症などの多くの疾患は、個人の体質（遺伝要因）と生活習慣（環境要因）の組み合わせにより引き起こされます。それらの要因を明らかにし、個人に合った予防を実現するためには、ゲノム・オミックス解析を含めた大規模な前向きコホート調査ならびに複合バイオバンク構築が不可欠です。本講演では、これらを行う東北メディカル・メガバンク計画の進捗や成果をご紹介するとともに、ゲノム情報を活用した個別化ヘルスケアの将来展望についてお話しします。

東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo) 准教授
櫻井 美佳
長野県出身（須坂高校）。東京理科大学基礎工学部を卒業後、2003年に東京大学大学院を修了し、医学博士号を取得。国立がんセンター研究所、東京大学医科学研究所などで、がんの分子生物学研究に従事。震災を機に2013年より東北メディカル・メガバンク計画に参画、2015年からは日本医療研究開発機構（AMED）への出向も経験し、2018年より現職。

毎年長野県で練習し、年末年始に野沢温泉スキー場で開催される「国立十大学スキー選手権大会」では、女子が2024年優勝。長野での活躍目覚ましいスキー部から現役学生が登壇し、強さのワケや今後の目標を発表します。

発表者：鈴木さくら
長野県出身（伊那北高校）。現在工学部2年生。